阿頼耶識(あらやしき)について
阿頼耶識(あらやしき)について
運は偶然ではない!きっと貴方にも、奇跡が訪れる
無能唱元!楽する人
飛騨の臨済宗円空庵善通寺に入山。小倉賢堂師に師事し、唱元の法名を授かる。15年間の参禅中に、人生の成功や幸せは自分の潜在意識が作り出すという「因依唯識」の悟りを得る。
簡単に言えば、心に絶えず思っていることはアラヤ識に入り、熟成され、やがてはそれを体験 することとなるのです。これは良いことを思えば良いことを体験し、悪いことを思えば悪いことを 体験するという意味です。ですから成功したい人は、絶えず自分が成功した時の姿を思い描いていることが必要なのです。
反対に心配なこと不安なことを思っている人には、その通りの 不運な人生が展開してきます。だからアラヤ識を動かすためには、心が平和でなければなりま せん。つまり心がまず楽をしていなければならないのです。心が「楽する人」であるならば、まもなくその人の人生そのものも「楽する人」になります。
阿頼耶識って何?
『阿頼耶識』は、仏教の一派である「唯識派」(ゆいしきは)における概念の一つで、意識の本源的な基盤を指します。阿頼耶識は、人間の意識活動が発生する前提となる意識の潜在的な基盤であり、一種の潜在意識のようなものです。唯識派の説によれば、阿頼耶識には八識が含まれており、それぞれが異なる種類の意識活動を担当しています。阿頼耶識は、人間の生死輪廻(輪廻転生)において、因果律の働きを通じて前世のカルマ(業)が蓄積され、現在の人格形成に影響を与えると考えられています。
無能唱元の幸福哲学!潜在意識を活用した願望達成法
インドにある高い山、ヒマラヤの名前の意味をご存知でしょうか?
あれはサンスクリット(古いインド語)でヒマ(雪)と、ラヤ(蔵)、つまり「雪の蔵」という意味なのです。
このラヤの上にアの字を付けると、蔵に納める、すなわち貯蔵しておくということになり、「アラヤ」とは記憶の貯蔵庫という意味です。
このアラヤ(アラヤ識ともいう)とは、現代の精神分析学でいう深層意識または潜在意識というものと非常に近い意味を持っております。
しかし、現代の潜在意識は、主として人間の心の医療的な面だけの問題として取り上げられているのに対し、このアラヤ識は、人間のあらゆる運命がこれによって形づくられている、というのです。
このアラヤ識の特性の一つとして、強く思念された考えは、その中に貯えられ、熟成し、やがて未来に実現してくる、ということがあります。
では、ここで、その実例の一つをご紹介しましょう。
S子さんは、アメリカ在住が長かったので英語の堪能なキャリア・ウーマンです。
彼女は私に、スポーツカーを長い間欲しがっているのだが、アラヤ識を使って、それを手に入れることは出来ないものか、と尋ねたのです。
「スポーツカーといっても、いろいろありますが、どんな車が欲しいのか、まずその車種をきめなければなりません」と私はいいました。
「日産の○○が欲しいのです」とS子さんはいいました。そこで私は、「そうですか。
では、あなたはまず、その○○のカタログをすぐさま手に入れなさい。そして、その車のグラビアを毎日毎日眺め続けなさい。
また、自分の好きな車の色をきめることも必要です。
こうして、目をつぶればそのあなたの○○が、ありありとイメージとして心の中に見えてくるようにしなければなりません。
その上に、もし出来たら、その○○に試乗してみることです。
そして、そのハンドルの手ざわり、アクセルやブレーキの踏み具合を身体で覚え、それを記憶するのです。
そして、瞑想に入り、うっとりとした気分になってきたところで、その○○のイメージを思い浮かべ、実際にそれを運転しているように空想します。
これを、何回も繰り返していると、やがて、本当に、その車に乗っているような気分になってきます。
このような現実感がイメージの上に加わってきた時、その思念は確実に、あなたのアラヤ識に送り込まれているのです。
こうしていれば、やがてあなたは○○を手に入れることになるでしょう」といいました。
その日から一ヶ月もしない内に、私はS子さんから、○○が手に入ったとの報告を受けました。
彼女はそれまで二年以上も、○○を欲しがっていました。
ところが突然、彼女の友人の男性が会社命令でアメリカに転勤することになり、彼の所有していた○○を、S子さんにほとんど捨て値同然で譲ってくれたのです。
しかし、この場合、アラヤ識に思念を送り始めるという行は、一ヶ月前の私のアドバイスの時より二年前から行なわれていたことに注目してください。
つまり、アラヤの中で二年という願望の熟成期間があったのです。
ただ一ヶ月前からのそれは、非常に効率の良い方法を用いたので、一気にその願いが完成したという訳です。